機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)福井 晴敏
角川グループパブリッシング 刊
発売日 2008-12-24
物語はこれから… 2010-03-19
ガンダムUC……序盤は面白かった。特に一巻から三巻あたりまでは…。
全十巻を揃えたものの、物語中盤、少し長すぎるストーリーに
若干中だるみを感じ、第六巻まで読んで続きを読むのを保留していた。
特に地球降下あたりからの中盤はいただけなかったという印象が自分には強い。
この度、ガンダムUCの映像版が発売されたことを機に、再び
物語の続きを読むことにした。
この物語は、表紙の人物がその巻のキー・パーソンなのであるが、
今回は黒いパイロットスーツのマリーダと、マスターのジンネマンだ。
不満のひとつは、やたら新しいMSやMAが出てくることだ。個人的な好みで
申し訳ないが、私は、シナンジュ、ギラ・ズール、クシャトリヤまでは
この物語に必須のMSだと思うが、アンクシャやガルスKなどはちょっと…。
トリントン基地襲撃に関して、ここぞとばかりにごちゃごちゃMSを出してきた
感があるが、Zガンダムのジャブローの風のときのMSVよろしく、
無理矢理感が否めない…。登場させるならもっと丁寧な登場を望みたい…。
それから、他の方のレビューにも見られますが、あまり以前の作品の台詞を
出し過ぎると、物語がパロディになるような気が……。勿体ないです…。
人物に関してはベルトーチカや、名前だけのハヤト・コバヤシなどが登場する。
そしてこの巻では、ブライトがしゃべりまくるのだが……
映像版ではブライトの声をどうするのだろうか?
(先日亡くなられたブライト役の声優さんの代わりがドッキリで
用意されているのだろうか?ルパン三世のように違和感のない代役なら
歓迎だが、全く異なる声はちょっと…。以上蛇足だが…)
この巻でどうやら地球を舞台にした物語は一応終わり、次巻からは
舞台は宇宙に移るようだ。次の巻からは、
物語がフィナーレに向かって勢いを増していくような気配を感じる。
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2010-03-19|
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