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戦略研究第六章その四 - 煩悩戦略研究所

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戦略研究第六章その四

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今日は「十をもって一を攻める」


故ニ人ヲ形(ケイ)セシメテ我ニ形ナケレバ、則(スナワ)チ我ハ専(セン)ニシテ敵ハ分カル。我ハ専ニシテ一トナリ、敵ハ分カレテ十トナレバ、コレ十ヲ以ッテソノ一ヲ攻ムルナリ。則チ我ハ衆(オオ)クシテ敵ハ寡(スク)ナシ。ヨク衆(シュウ)ヲ以ッテ寡(カ)ヲ撃タバ、則チ吾ノトモニ戦ウ所ノ者ハ約(ヤク)ナリ。
 吾ノトモニ戦ウ所ノ地ハ知ルベカラズ。知ルベカラザレバ、則チ敵ノ備ウル所ノ者多シ。敵ノ備ウル所ノ者多ケレバ、則チ吾ノトモニ戦ウ所ノ者ハ寡ナシ。故ニ前ニ備ウレバ則チ後寡ク、後ニ備ウレバ則チ前寡く、左ニ備ウレバ則チ右ニ寡ク、右ニ備ウレバ則チ左寡シ。備エザル所ナケレバ、寡カラザル所ナシ。寡キハ人ニ備ウルモノナリ。衆キハ人ヲシテ己(オノ)レニ備エシムルモノナリ。

 こちらからは、敵の動きは手にとるようにわかるが、敵はこちらの動きを察知できない。これなら味方の力は集中し、敵が十に分散したとする。それなら、十の力で一の力を相手にすることができる。つまり、味方は多勢で敵は無勢。多勢で無勢を相手にすれば、戦う相手が少なくてすむ。
 どこから攻撃されるかわからないとなれば、敵は兵力を分散して守らなければならない。敵が兵力を分散すれば、それだけこちらと戦う兵力が少なくなる。
 したがって敵は、前を守れば後ろが手薄になり、後ろを守れば前が手薄になる。左を守れば右が手薄になり、右を守れば左が手薄になる。四方八方すべてを守れば、四方八方すべてが手薄になる。
 これで明らかなように、兵力が少ないというのは、分散して守らざるをえないからである。また、兵力が多いというのは、相手を分散させて守るからである。

相手に動きを悟らせず相手の動きは細部まで掴む。
戦は「情報」の格差をつけることで優劣が決まる。
さらに敵を受身にさせてこちらが主導権を握れば戦いはさらに有利になる。

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コメント
非公開コメント

『敵を知り己を知らば百戦危うからず』
という考え方が基本にあり。
敵の分からない状況で
分散された兵は意味を成さない。

いろんな事に分からないまま手を出して
失敗するいい例ですね~

身につまされます。。。
今日も反省。

2008-03-29 18:42 | from 優希 | Edit

優希さん、

いつもありがとうございます。
敗北は取り返しがつきませんが、失敗そのものは否定していないと思います。

2008-03-30 16:59 | from 蘇魔脱斗

おっと元関係者だったのですか!?
すげー。

そうそう、ソマさん、ツミコのブログでも1周年記念イベントで1000万が当たるかもしれない企画やってるので、是非、是非参加してくださいなー。

(*'-')σ

2008-04-05 20:10 | from ツミコ

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