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戦略研究第8章その三 - 煩悩戦略研究所

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戦略研究第8章その三

3智者の慮(りょ)は必ず利害に雑(まじ)う

コノ故ニ、智者ノ慮(リョ)ハ必ラズ利害ニ雑(マジ)ウ。利ニ雑エテ、而シテ務(ツト)メ信(ノ)ブべキナリ。
害ニ雑エテ、而シテ患(ウレ)イ解クべキナリ。 コノ故ニ、諸侯ヲ屈スルモノハ害ヲ以ッテシ、諸侯ヲ役(エキ)
スル者ハ業(ギョウ)ヲ以ッテシ、諸侯ヲ趨(ハシ)ラス者ハ利ヲ以ッテス。

 智者は、必ず利益と損失の両面から考える。すなわち、利益を考えるときには、
損失の面も考慮にいれる。そうすれば、物事は順調に進展する。逆に、損失をこうむったときには、
これによって受ける利益の面も考慮にいれる。そうすれば、無用な心配をしないですむ。
 それ故、敵国を屈服させるには損失を強要し、国力を消耗させるにはわざと事を起して疲れさせ、味方にだきこむには利益で誘うのである。

 ものの一面だけしか見ないと落とし穴に気づかない。
あるベンチャー企業が国産品よりも廉価なスキャナーを輸入して販売した。
量販店からの受注は日増しに多くなり気を良くした経営陣は販売店の売り場を確認せず大量に輸入した。
売り場がその商品で一杯になると売上げはパタリと止まった。
実は、購入していたのはライバルの国産メーカーだった。
当然在庫の負担からそのベンチャー企業は倒産した。。。。
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